4月18日に中間報告会が開催されました。
3団体からの報告内容の要約は以下のとおりです。
各団体とも極めてイノベーティブで、そして農村、農業の再生にとって有意義な課題に挑戦されております。
ぜひお目通しください。
報告会の様子を録画いたしましたので、活動の詳細に興味をお持ちの方はご視聴いただければ幸いです。
urlは次のとおりです。
ジャングルデリバリー
- 荒廃地にオリーブを植樹し、有機栽培の実証を行っている。
・ ビジネスモデル
・オリーブの苗を生産者に販売
・オリーブの種と葉を生産者から購入
・それらを加工してB to B、B to Cで販売
- 加工品開発
・オリーブの葉を利用したお茶の開発・販売
・オリーブ茶をペットボトルに詰めてテスト販売して高評価を得ている
・オイル、美容液
- 地域活性化活動
・地元企業と連携し、オリーブの葉を使った様々な商品(パスタ、スコーン、ビールなど)を 開発している。
・アドバイザーコメント(昆理事)
・国産+有機栽培が付加価値として競争力になる
・農業をエンターテインメントとして展開するストーリーに可能性がある
・荒廃地の有効活用→景観が観光資源になる
・炭素税を考慮に入れると現状採算に合わない状況が一変する可能性を追求すると良い
矢祭園芸
-ラズベリー国産化による人口5,000人の中間山地矢祭地区の地域創生
・ 国内生産が困難なラズベリーの国産化に20年近く取り組み、日本一のラズベリー産地として地域創生と持続可能な農業の実現を目指している。
- 2030年の生産量目標は10トン。
-上半期のトピック
・自社育成の2品種の品種登録が完了
・賞味期限4日のフレッシュラズベリーのロジスティックスの開発
・傷みの少ない包装材料の開発に着手。欧州では紙素材が主流
・冷蔵流通システムをクロネコヤマトと開発
・自社ブランドの加工食品としてラズベリードレッシングを開発
・冷凍原料の販路開拓に努めてセブンイレブン、フジパンで採用された
・大手企業からは厳格な土壌管理(射能汚染を含む)、品質管理、作業管理が求められ学びが多い反面、コストプッシュ(=輸入品より高価格)要因になっているが、国産、福島県産であることが安全安心につながって採用の決め手となっている
・再現性のある栽培手順、栽培体系の確立→1t/10aを実現する
・古い枝を切って毎年新しい芽を出して育成する方式を開発
・冷凍機の導入は次年度以降に延期
- 加工食品開発やイベント出展など、ラズベリーの普及活動を行っている。
- ・夏イチゴの有望品種も開発し、栽培技術を確立して4,000トン規模の実現を目指す
・夏いちごは全て輸入に依存しているので国産化にチャンスがある
・今年試験栽培を開始する
- 高級市場向けのフレッシュラズベリーの流通確立が重要課題
- 高齢者や障害者も参加できる農業モデルの構築も目指している。
・アドバイザーコメント(竹下顧問)
・高級価格帯の商品としてマーケットを構築することに注力する
九州ヘンプ協会
・目指すビジネスモデル
・種子の購入
・生産者への種子販売、大麻の買取
・大麻の加工業者への販売
・協会のミッション
・普及活動
1 ・栽培指導
・品質管理
・販路開拓
・産業用大麻の試験栽培、普及活動、研究活動に注力してきた
・アグリビジネス創出フェア展示
・ヘンプウッド展示
・ヘンプシードドーナツ試食
・環境省グッドライフアワード受賞
・佐賀デザインアワード応募
・佐賀大学、自治体、企業との連携模索
・今後の取り組み計画
・ビジネスプラン(終始計画、資金計画ウィ含む)の策定
・ビジネス推進のためのネットワーク構築
・アドバイザーコメント(坂上理事)
・プロの目から見ると収支計画、資金調達について精度を上げる必要がある
・要素ファクターそれぞれの精度を高めると説得力が高まる
・販売価格 1,000円/kg
・収量 100kg-200kg/10a
・バイオマス 1t/ha
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